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共通(農業基礎)

肥料の計算問題を攻略する|成分量と希釈倍率の考え方

農業技術検定3級で頻出の「肥料の成分量」「農薬の希釈倍率」の計算問題を、公式を丸暗記せずに解けるようになるための考え方を解説します。

農業技術検定3級の農業基礎(共通)では、肥料の成分表示や農薬の希釈倍率にまつわる計算問題が毎回のように出題されます。数字が並ぶと身構えてしまいがちですが、考え方はシンプルです。この記事では、公式を丸暗記するのではなく「何を求めているか」から逆算する解き方を整理します。

肥料の成分表示は「割合(%)」

肥料の袋に書かれている「10-8-8」のような数字は、窒素・リン酸・カリの成分量を重さに対する割合(%)で示したものです。「10-8-8」なら、その肥料には窒素が10%、リン酸が8%、カリが8%含まれている、という意味になります。

ここで大事なのは、表示された数字がそのままグラム数ではないという点です。実際に含まれる成分量は、

成分量 = 肥料の重さ × 成分の割合

で求めます。たとえば「10-8-8」の肥料が20kgあれば、含まれる窒素は 20kg × 0.10 = 2kg です。

「必要な肥料の量」を求める問題は逆算するだけ

出題でよく問われるのは、「窒素を◯kg施用したいとき、肥料は何kg必要か」というパターンです。これは先ほどの式を逆にするだけで解けます。

必要な肥料の量 = 施用したい成分量 ÷ 成分の割合

たとえば「10-8-8」の肥料で窒素を6kg施用したい場合は、6kg ÷ 0.10 = 60kg です。「割合をかけるのか、割るのか」で迷ったときは、まず「肥料の重さ×割合=成分量」という基本の形を思い出し、求めたいものに合わせて式を組み替える、という順番で考えると迷いません。

農薬の希釈倍率も考え方は同じ

農薬を「1,000倍に薄める」という指示も、考え方は肥料の計算と同じです。

必要な原液の量 = つくりたい希釈液の量 ÷ 希釈倍率

20リットルの希釈液を1,000倍でつくりたいなら、20,000mL ÷ 1,000 = 20mL(または20g)が原液の必要量です。単位(リットルとミリリットル、キログラムとグラム)をそろえてから計算するのがミスを防ぐコツです。

演習で確認しよう

考え方を理解したら、実際に手を動かして確認するのが一番の近道です。農業基礎(共通)の一問一答には、この記事で扱った成分計算・希釈計算のパターンを含む問題を収録しています。解いて、まちがえたら解説を読み直す、をくり返して定着させましょう。

仕上げには、教材比較ページで紹介している過去問題集で、本番形式の計算問題にも慣れておくと安心です。

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