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栽培系

野菜の科と分類を整理する|ナス科・ウリ科・アブラナ科と食べる部分

農業技術検定3級で問われる野菜の「科」と、葉菜・果菜・根菜といった利用部位による分類を整理します。ジャガイモとサツマイモの違いなど、引っかけになりやすいポイントも解説します。

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野菜の問題では、「この野菜は何科か」「食べているのはどの部分か」がよく問われます。科を知っておくと、連作障害や病害虫、栽培の方法まで関連づけて理解できるため、栽培系だけでなく農業基礎(共通)の得点にもつながります。この記事では、主な野菜の科と、利用する部位による分類を整理します。

「科」を覚えると何がわかるのか

植物は、花や実のつくりなどの特徴から「科」というグループに分けられています。同じ科の野菜は、かかりやすい病気や害虫、好む栽培条件が似ています。そのため、

  • 同じ科の野菜を続けて作ると連作障害が出やすい
  • 同じ科の野菜には同じ害虫がつきやすい(アブラナ科のアオムシなど)
  • 花や実のつき方が似ているので、栽培管理の考え方も共通する部分が多い

といったことがわかります。科は、ばらばらの知識をつなぐ「整理棚」のような役割を果たします。

主な野菜の科

科主な野菜特徴・覚え方
ナス科トマト、ナス、ピーマン、トウガラシ、ジャガイモジャガイモもナス科という点がよく問われる
ウリ科キュウリ、カボチャ、スイカ、メロン、ゴーヤつるを伸ばし、雄花と雌花が分かれて咲く
アブラナ科キャベツ、ハクサイ、ダイコン、カブ、ブロッコリー、コマツナ花びらが4枚で十字形に並ぶ
マメ科ダイズ(エダマメ)、エンドウ、インゲン、ソラマメ根に根粒菌がすみ、空気中の窒素を利用できる
キク科レタス、シュンギク、ゴボウゴボウとレタスが同じ科という意外性に注意
セリ科ニンジン、セロリ、ミツバ、パセリ独特の香りを持つものが多い
ヒガンバナ科(旧ユリ科)ネギ、タマネギ、ニンニク、ニラ以前はユリ科に分類されていた
ヒユ科(旧アカザ科)ホウレンソウ以前はアカザ科に分類されていた
ヒルガオ科サツマイモアサガオと同じ科

ネギ類やホウレンソウのように、分類の見直しによって科の名前が変わった野菜もあります。教材によって古い名前で書かれていることもあるので、両方の名前を知っておくと安心です。

マメ科と根粒菌

マメ科の野菜の根には、こぶのような「根粒」ができます。ここにすむ根粒菌は、空気中の窒素を作物が使える形に変えるはたらき(窒素固定)を持っています。そのため、マメ科の野菜は窒素肥料が少なくても育ちやすく、窒素を多く与えすぎると、葉やつるばかり茂って実がつきにくくなる「つるぼけ」を起こすことがあります。

食べる部分による分類

野菜は、主に利用する部分によって次のように分けられます。

分類利用する部分例
葉菜類葉や茎キャベツ、ハクサイ、ホウレンソウ、レタス、ネギ
果菜類果実や種子トマト、ナス、キュウリ、カボチャ、エダマメ、イチゴ
根菜類地下の根や茎ダイコン、ニンジン、ゴボウ、ジャガイモ、サツマイモ

イチゴは果物のイメージが強いですが、畑で一年生の作物として育てる性質から、野菜(果菜類)として扱われます。スイカやメロンも同じ理由で、生産・統計のうえでは野菜に分類されます。

ジャガイモとサツマイモは「食べる部分」が違う

どちらも「イモ」として食べられていますが、ジャガイモとサツマイモは、植物のどの部分がふくらんだものかが違います。

  • ジャガイモ:地下の茎がふくらんだ塊茎(かいけい)。表面のくぼみ(芽)から新しい茎が出る。ナス科
  • サツマイモ:根がふくらんだ塊根(かいこん)。ヒルガオ科

ジャガイモの芽や、光に当たって緑色になった皮には、ソラニンなどの有害な成分が含まれるため、調理のときに取り除く必要があります。これも茎の性質を持つジャガイモならではの注意点です。

同じように、タマネギの食べている部分は、葉の付け根が厚く重なったりん茎(鱗茎)です。根菜のように見えても、実は葉が変化した部分を食べています。

ほかにも、ブロッコリーやカリフラワーは、つぼみの集まり(花蕾)を食べる野菜で、花菜類として分けることもあります。

引っかけ選択肢のパターン

  • 「ジャガイモはヒルガオ科である」:サツマイモの科と入れ替えたもの
  • 「サツマイモは塊茎である」:ジャガイモの部位と入れ替えたもの
  • 「キュウリはナス科である」:果菜類どうしで科を入れ替えたもの

科と部位は「ジャガイモ=ナス科・塊茎」「サツマイモ=ヒルガオ科・塊根」のように、セットで覚えておくと取り違えにくくなります。

演習で確認しよう

野菜の科と分類を整理したら、栽培系の一問一答で実際の問題形式に触れてみましょう。科と連作障害の関係は連作障害と輪作の基本、種のまき方の違いは種子の発芽と休眠でも解説しています。

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